モチベーショングラフ
Chapter 01
飛び込んでみれば、なんとかなる
幼少期から父の仕事の関係で引っ越すことが多く、新しい環境に適応する力は身についていました。そんな生い立ちだったため、一つの業務にとどまらず、幅広い業種と関わる仕事がしたいと考えていました。そこで就職活動では、関わる業界が多い金融系の企業を中心に志望。中でも、クルマを通してさまざまな業界のお客様と関わることのできる当社のビジネスに強く惹かれ、入社を決めました。
入社後は営業部門に配属され、先輩に同行しながら営業のイロハやバックオフィス業務を学んでいました。ところが数ヶ月後、教育担当の先輩が急遽入院。常に先輩に付いて勉強していたため、私がお客様を引き継ぐことになりました。その数、なんと100社です。急遽入社半年で営業デビューすることとなり、もちろん右も左も分かりません。理解できないことは上司や同僚に聞いて回り、お客様にも何度も確認をしながら関係を構築していきました。周囲の協力もあって、先輩が復帰するまでの約1ヶ月間を、何とか乗り越えることができました。先輩との差を痛感しつつも、「やれば、なんとかなる」と自信がついた1年目でした。


Chapter 02
切り拓いた、新たな道。
入社して3年間営業を経験し、企画部門へ異動。そこでCO2排出権クレジットの創出事業 の立ち上げを担当しました。CO2排出権クレジットとは、CO2の排出削減量・吸収量を「クレジット」として国が認証する仕組みのことです。経済産業省が電気自動車(EV)を活用した新たな方法論を認証したことを知り、「個々のお客様の排出削減量は小規模でも、リース会社である当社が束ねれば事業化できるのではないか?」と考えて経営陣に提案しました。当時はEVの普及が始まったばかり。経営陣も「ぜひ第一号を当社でやろう」と前向きに検討してくれました。パートナー企業にも協力を仰ぎ、わずか1週間で事業計画書を提出。世界初のEV由来クレジット、かつ国内初の「プログラム型事業(※)」として事業承認され、クレジット認証を取得しました。
創出したクレジットの売却益を活用して、京都議定書発祥の地である京都府庁舎にEV充電器を寄贈しました。今でこそEVの存在は身近になっていますが、当時は街で見かける機会は多くありませんでした。オートリース会社としての強みを活かして、未活用だったEVの環境価値をクレジットという経済価値に転換し、経済・環境・社会の3つの側面でプラスの効果を生むEV普及促進の循環モデルをつくり上げたことは、業界にとっても重要な取り組みだったと自負しています。それまで営業として活動してきましたが、事業をつくり出すのは初めての経験。このビジネスを生み出す意義はどこにあるのか、持続可能なモデルなのか、しっかりと根拠を示さなくてはなりません。入社4年目にして別の角度から当社のビジネスを考えることができたのは、非常に貴重な経験でした。※個別の小規模な排出削減・吸収活動を複数取りまとめて、一つのプロジェクトとして登録・管理する形態。これにより、個々の企業が単独で行うには煩雑な手続きや採算性の問題を解決し、より多くの削減収活動をクレジット化することが可能になる
Chapter 03
試行錯誤を重ね、成長につなげる
その後、再び営業を1年半経験し、企画部門へ戻りました。携わることになったのは、BPO営業部の立ち上げです。BPOとは「Business Process Outsourcing」の略で、お客様の車両管理業務を包括的に受託するサービスです。オートリースの普及により、リース契約に含まれる車両の調達やメンテナンスなどの業務のアウトソーシングは進みましたが、お客様の社内にはまだまだ契約満期管理や請求チェック、給油・ETCカードの管理など、車両の利用に付随する様々な業務が残ったままでした。しかし、人手不足や業務効率化といった社会背景もあり、車両管理業務をモビリティサービスの専門家に包括的に任せたいというニーズが高まっていました。
当時は市場の黎明期で前例が少ないため価格設定が難しく、またどの程度の需要があるのかも読めない中、手探りの状態でプロジェクトを進めていきます。お客様の声やデータ分析を通じてサービスの目的を見出し、実現方法を策定したうえで、ビジネスモデルやプロセスの設計、活用する手法・ツールの選定など、計画を練っていきました。なんとかサービス開始まで漕ぎ着け、10年以上続く新たな事業基盤をつくることに成功。サービスが無事に始まったときは、嬉しさとホッとした気持ちが同時に押し寄せました。はじめのうちは試行錯誤や悔しい失注も多くありましたが、そこから改善を重ねてサービスの成長に繋げることができたと思います。


Chapter 04
失敗やリスクを受け入れ、チャレンジする機会を
BPOのプロジェクトに3年間携わった後、経営企画部へ異動し、収益改善・構造改革に取り組みました。会社として稼げる組織になっているのか、目の前の利益だけではなく、中長期的な視点で成長できるビジネスになっているのか、三菱オートリースを俯瞰して考える貴重な経験ができたと感じています。2018年には再び営業へ。事業の立ち上げや経営企画を経験したことで、5年前とは全く違う視点で営業活動を行うことができました。自社の全体的な売上や利益はもちろん、お客様の経営状況なども考えながら、広い視野で提案活動ができるようになったと思います。キャリアの点と点が、一本の線でつながった感覚でした。
そして2025年に管理職へ昇格。現在は車両管理のスマートフォンアプリ「MAL mobi」の開発、保守、運用などに携わっています。これまでは一人のメンバーとして活動してきましたが、管理職になったことでチームを率いる立場に変わりました。組織の進むべき道を判断しながら、仲間たちをモチベートする役割が求められています。チームを導くうえで大切なのは「失敗やリスクを許容すること」だと思っています。私は多くの困難や失敗を経験し、それを糧として成長してきました。幸いにも、困難に直面するたびに上司たちは、諦めずチャレンジする機会を与えてくれました。今度はメンバーがのびのびチャレンジできる機会をつくる番です。広い心で成長をサポートできる上司になりたいと思っています。
Q&A
日々の業務で意識していることを教えてください
「課題=伸びしろ、宝の山」と捉えて、前向きに取り組んでいます。自らの課題も、ビジネスの問題点も、改善できれば大きな成長につながります。また物事を進めるときは、達成したいゴールを定め、そこから逆算して行動するよう心がけています。もちろんその過程では壁も立ちはだかりますが、逃げるのではなく「どうしたらできるのか」を常に考えることが大切。そうしたマインドが私のキャリアを形成してくれたと感じています。
三菱オートリースで活躍できる人の特徴は何ですか?
変化や挑戦を楽しめる人です。未来のことは誰にも分かりません。10年前、生成AIが発達してこんなにも社会が変化するなんて、ほとんどの人が考えていなかったと思います。そうした不確実性を前提に、物事を計画して、環境の変化や挑戦を楽しめる人は、この仕事に向いています。また三菱オートリースは社員一人ひとりに与えられる裁量が大きいため、自ら原動力になって課題を解決しようとする人は活躍できると思います。
今後の目標をお願いします
これまでのキャリアで、部署の立ち上げや新規事業の創出などに携わってきましたが、全くのゼロベースから始めるのではなく、何かしらヒントを得ながら「1から100」をつくることが得意なのだと自覚するようになりました。既にあるものを最大限活用し、パートナーや仲間とともにチームで事業を大きく共創し、社会課題の解決を目指していきたいと思っています。また、オートリース業界は車両管理をはじめとする「データ」が大量に蓄積されていますが、活かしきれているとは言えません。宝の山である「データ」から新たな関連性や価値を発見し、お客様に還元できるモビリティサービスをつくりたいです。

