三菱オートリース株式会社
株式会社山武
三菱オートリース株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長:藤川純太、以下 「MAL」)、株式会社山武 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小野木聖二、以下 「山武」) が共同運営する電気自動車 (以下 「EV」) を利用したCO2排出削減クレジット (排出権、以下 「クレジット」) の創出事業について、今般、EVコミュニティ 「えこりは」 に参加する企業・自治体が使用するEVによって生み出されたCO2排出削減量が国内クレジット認証委員会よりクレジットとして認証を受けましたのでお知らせします。このプロジェクトは、EV利用による国内クレジット制度を活用したプロジェクトとして初のクレジット認証となるほか、複数の排出削減活動実施者が連携する 「プログラム型排出削減事業」 としてのクレジット認証という点においても国内初の実績となります。またEVの利用によるCO2排出削減量を公的に評価したことは始めてのことであり、今後EVの導入が進められるスマートコミュニティ等の評価方法に大きく寄与したプロジェクトでもあります。
1. 事業内容
本事業は、EVリースをご利用のお客様が任意参加するコミュニティ 「えこりは」 を設立し、MALがEV利用によるCO2排出削減量を集計・管理・バンドリング (取りまとめ) を行い、政府の国内クレジット認証委員会の認証を受けてクレジット化したものです。事業開始にあたっては、「第15回 国内クレジット認証委員会」 (2010年10月1日開催) において経済産業省より 「オートリースにおける電気自動車の導入によるプログラム型排出削減事業」 として事前に事業承認を受けております。このプロジェクトは、同制度において豊富なノウハウを有する山武とMALが連携して申請し、三菱UFJリース株式会社 (以下 「MUL」) は認証された排出権を買取り、EVによる国内クレジットに関心の高いお客様へ排出権関連のサービスをご提供する仕組みです。
事業スキーム図
2. クレジット概要
このたび、国内クレジット認証委員会より認証を受けたクレジットは合計で30t-CO2となります。算定根拠となるCO2排出削減量は、EVコミュニティ 「えこりは」 に参加している21社の会員企業各社 (2010年12月末時点) が利用しているEVの電力消費量等に基づいており、このデータ収集はMALが業界に先駆けて提供している 『EVテレマティクスサービス』 によって行われています。
認証クレジット概要
認証日 | 第18回 国内クレジット認証委員会 平成23年3月23日(水) |
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事業概要 | オートリースにおける電気自動車の導入 |
適用方法論 | 電気自動車の新規導入 |
排出削減事業者 | EVコミュニティ 「えこりは」 (10年12月末日時点の会員数21社) |
認証数量 | 30t-CO2 |
3. 今後の予定
今回のクレジット化を受けて、EVコミュニティ 「えこりは」 は、創出クレジットをすべてMULに対して売却いたします。その売却代金は、EV・PHVの普及活動に活用する予定でおりましたが、このたびの東北地方太平洋沖地震の発生を受け、被災地の復興に役立てて頂くことも検討しております。今後、実現に向けて会員様等のご意見を伺っていく予定です。
国内クレジット制度 (国内排出削減量認証制度) について
詳細は以下ホームページをご参照ください。
http://jcdm.jp/
EVコミュニティ 「えこりは」 会員企業・団体名
えこりは参加団体一覧はこちらをご参照ください。
EVリースポータル EVコミュニティ概要