SOCIAL
社会

当社は、モビリティサービス企業として、交通事故ゼロを目指した“安全・安心な社会の実現”と、社会が移動に求める多様なニーズへの対応を通じて、“地域社会との共生”を目指しています。 また、“人的資本”を企業価値の源泉と捉え、性別や年齢を問わず、すべての社員が能力を十分に発揮できる職場環境づくりに取り組んでいます。 お客様や地域社会、従業員を含むすべてのステークホルダーの皆さまとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

安全・安心な社会の実現

当社は、安全・安心な社会の実現のため、社用車における交通事故を未然に防ぎ、車両のメンテナンス管理や安全運転の知識と意識の向上を図る各種サービスを用意しております。こうした取り組みを通じて、全ての人々がより安心して暮らせる持続可能な社会づくりを目指しております。

関連するマテリアリティ

Ⅱ 最適な“移動”の提供による社会への貢献
Ⅲ 先進技術・デジタルを駆使した事業変革

車両管理サービス

各社が実施されている社用車の車両管理業務を、当社が包括的に受託します。
車両や請求データの管理、契約・車検・駐車場・免許証の管理、社内外のお問い合わせ対応、リスクマネジメントや環境対策に至るまで、車両管理業務のすべてを当社にアウトソーシング可能です。
さらに、BPR(業務プロセス改革)による効率化とロスコストの削減を実現し、車両の稼働状況を可視化・分析することで最適な運用を支援します。
また、車両の適正化やCO2削減につながる取り組みを推進し、企業のサステナビリティ経営を力強くサポートします。

事故を起こさせない取り組み

車両管理サービスによる確実なメンテナンス管理で車両自体の安全性を保つだけでなく、事故防止を目的とした安全運転セミナーの開催や・e-Learningの提供・実車トレーニング、運転状況の可視化を実現するテレマティクスサービスの提供など、車両のみならず運転する人にも配慮したサービスの提供や取り組みを行っております。

地域社会との共生

移動は人々の生活と社会を支える基盤であり、そのニーズは複雑化する社会課題と密接に結びついています。社会が求めるさまざまなニーズに幅広く取り組むことで、ステークホルダーに対して“最適な移動”を提供します。

関連するマテリアリティ

Ⅰ 地球環境に対する真摯な取り組み
Ⅱ 最適な“移動”の提供による社会への貢献
Ⅳ パートナーシップによる価値共創

地方自治体や官公庁へのEVリース推進

当社は、地域の低・脱炭素化やデジタル化による業務効率化を支援しています。
公用車の老朽化や駐車スペース減少による車両台数の抑制といった課題に対し、公用車リースの一括管理や車両入替支援を実施。また、通信型ドライブレコーダーや予約管理システムの導入により、車両の効率利用や管理業務のデジタル化を推進しています。加えて、タクシー配車システムと連携し、ガソリン給油カードの発行で利用や請求の仕組みもデジタル化し、行政業務の効率化を図っています。このような取り組みを通じて、当社は持続可能な地域づくりや環境負荷低減に貢献しています。

地方自治体や官公庁へのEVリース推進のイメージ写真

福祉車両の架装事業

当社は自社に福祉車両の架装工場を保有し、お客様のニーズにきめ細かく対応した、安全で快適な福祉車両を提供しています。さらに、車両本体だけでなく、各種架装修備のメンテナンスサービスも、業界最大規模のネットワークで提供しています。こうしたサービスは、「車いすをもう一台追加で積めるようにして送迎回数を減らしたい」「冬場など暗い時間帯の送迎では、ステップに照明があると助かる」といったお客様のさまざまな声を背景に生まれました。今後もお客様の声に耳を傾け、お客様に最適な福祉車両を提供してまいります。

福祉車両の架装事業のイメージ写真

人的資本

当社は、“人財”が価値創造の推進力となり、当社の良き企業風土醸成にとって欠かせないもの、企業価値の源泉と捉えています。多様な価値観を持つ人財が集まり、活躍できる組織を実現すべく仕事と家庭を両立できる支援体制として、短時間勤務、フレックス勤務、テレワーク勤務制度、育児休職からのスムーズな職場復帰サポートの導入など、職場環境の整備に努めています。
性別や年齢を問わず、全ての社員が能力を十分に発揮できるよう、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)・女性活躍推進にも取り組んでいます。また社員は、それぞれが価値創造力を磨き、持続的に成長し続ける「自立型人材」であれるよう、自己研鑽に励んでいます。

※多様性・包括性を取り入れて公平な機会のもと、多様な人材が互いに尊重しあい、力を発揮できる環境を実現するという概念

関連するマテリアリティ

Ⅴ 多様な人材が活躍・成長できる組織の実現

社内インターンシップ制度

当社は、従業員のキャリア形成支援を重視し、2022年から社内インターンシップ「まるっと体験」を実施しています。
本インターンシップは、部署を越えた業務体験を通じて、新たなスキル習得やキャリアの可能性を広げる機会を提供します。異なる職種の業務を体験することで、従業員は自身の適性や関心を再発見し、主体的なキャリア形成を促進します。
キャリア自律の支援は、組織全体の活性化にも繋がります。従業員の成長は組織の能力向上に繋がり、ひいては持続的な成長を可能にします。相互理解を深め、協力し合うことで、イノベーションを促進し、お客様へのより良いサービス提供を目指します。将来を見据え、従業員一人ひとりの個性と能力を最大限に引き出す環境づくりに、これからも注力してまいります。

D&Iの取り組み

当社で多様な人財が能力を発揮しやすく、働きやすくするために導入している制度の一部を紹介いたします。

  • 柔軟な働き方
    始終業時刻を自主的に選択できるフレックスタイム制度、オフィス以外での勤務を認めるテレワーク勤務制度、育児や介護のための時短勤務制度、エリア限定職、および多様な休暇・休業制度を整備しており、社員のワークライフバランス実現を支援しています。
  • 研修制度
    D&Iへの理解を深めるための研修、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に気づき是正するための研修等を実施することで、組織全体のD&I意識を高めています。
  • 評価制度
    多様な働き方を認めるだけでなく、多角的な評価制度を導入し、個々の能力や成果を公平に評価することで正しい成長や改善につなげています。

一般事業主行動計画

当社では、フレックスタイム勤務制度、在宅勤務制度、短時間勤務制度、法を上回る育児休業制度など、仕事と育児を両立しやすい制度を整備していますが、今後は更に、 男女を問わず希望する社員が育児休業を取得しやすい職場風土の醸成、年次有給休暇の取得促進、および長時間労働の抑制により、子育て中の社員だけでなく、全ての 社員が働きやすく、その能力を十分に発揮できるようにするため、行動計画を策定します。

女性活躍推進 / 人材マネジメント

当社では、仕事と家庭を両立できる支援体制として、育児休職からのスムーズな職場復帰サポート、短時間勤務、フレックス勤務、テレワーク勤務制度の導入など、職場環境の整備に努めています。今後も、性別を問わず全ての社員が能力を十分に発揮できるようにするための各種施策の充実・浸透を図り、女性活躍推進にも一層取り組んでまいります。

社会に関連する中長期目標

  • 継続的に人間ドック受診率/定期健診受診率100%
  • 2027年度までに女性管理職比率を2025年4月時点から倍増(8.8%)
  • 2027年度までに男性育児休業取得率:60%
  • 2027年度までに平均研修費用:2024年度比175%に増

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