Crosstalk 02

MAL-Wayプロジェクト 経験者座談会

参加者が主体となって「MALの戦略的企画案」を立案し、そのプロセスを通して「自立型人材」を育成するプロジェクト型研修であるMAL-Wayプロジェクト。通称「Mプロ」。今回はMプロを経験した3名の若手社員の視点から、三菱オートリースの「成長できる環境」を紐解きます。

Talk member

R.M.

経営企画部 経営企画課
兼 未来推進室

2013年入社

もともと車が好きで、車に携わりながら自分のアイデアで様々な提案ができる環境に魅力を感じ、MALに入社。休日は家族を連れてドライブに出かけることが多い。二児の父。

R.K.

第二営業本部 営業五部
営業一課

2014年入社

就職活動当時は漠然と「営業がしたい」と考えていた。リースという無形の商材を扱うことで、自分自身の成長にもつながると思い、入社を決意。埼玉県出身で、浦和レッズの大ファン。

H.I.

第一営業本部 営業二部
営業二課

2016年入社

大学の合同説明会でMALのことを知り、車と金融をかけ合わせたビジネスに興味を持ったことが入社のきっかけ。中学から大学までバスケットボール部で活動しており、現在も定期的に身体を動かしている。

Theme 01

経営者目線で考えるチャンス

みなさんがMプロに参加した理由についてお聞かせください

Mプロは年に1度、希望者のなかから選抜されたメンバーと、複数のチームをつくり、MALの経営視点に立って新規事業や新戦略を立案します。私はMプロ参加当時は営業をしており、部署や部門の垣根を超えたメンバーと仕事をすることで、自身の成長につながるのではないかと思い、参加を希望しました。

私も同じく、自分の能力を高めたいと思って応募しました。Mプロを経験した先輩が同じ部署におり、その方がMプロに参加したことで、仕事に取り組む姿勢などが大きく変わったように、私の目に映りました。それも理由の一つです。

私は「会社の経営について考え、提案できるチャンスだ」と感じて参加を希望しました。参加したのは入社4年目のときで、日々の業務と並行してプロジェクトに参加することで、自分自身を鍛えてみようという狙いです。

詰まるところ、みんな自分を追い込んで、成長したいと(笑)。

日常の仕事と並行しながらMプロに参加するわけですから、明確な意思や目標がないと難しいですよね……。

ただ、外部講師を招いての合宿研修や、最終的にはMALの経営陣へ企画をプレゼンする機会がありますので、大変貴重な経験だと思います。日々の業務だけを行っていると、そのことだけを考えがちですが、Mプロに参加することで会社全体を見渡すことができますから。

Theme 02

まずは自分で考える

3名ともMプロに参加されていた時期が異なりますが、それぞれどのようなことに取り組みましたか?

私は4名1組のチームリーダーとして、提案の骨子を組み立てつつ、社内外の関係各所と折衝する役割を担っていました。具体的には提案に向けたスケジュール管理や、他部署へのヒアリング、関係会社との打ち合わせなどを主導する立場です。お二人もそうですよね?

そうだね。

チームの最年少者がリーダーを務めることが多いので、経験は浅いですがチームを引っ張る立場になります。私はチームメンバーの勤務地が本社、静岡、名古屋とバラバラだったので、チームをまとめるのに非常に苦労したのを覚えています。

それは大変そう(笑)。

私はそうしたなかで、デジタルマーケティングによる営業支援策を提案しました。インターネットが中心の時代になり、リアルとデジタルの両面でお客様にアプローチすることが求められるなかで、Webサイトやオウンドメディア経由での販促をより強化することが必要なのではと考えたのがきっかけです。ただ、インターネットを活用したビジネスに長けたメンバーがおらず、サービスへの落とし込みには苦労しました。参考書を読んで知識を蓄え、それでも分からなければ他部署へのヒアリングや、関係企業への相談を行い、様々な検討を重ねました。

私は満了した福祉車両の架装部分をメンテナンスし、新たなユーザーへ貸し出すサービスを企画しました。ただ、その骨子は決まったものの、実用化に向けた具体的なサービスが定まらず、苦戦しました。まずは自分たちだけで考えてみて、答えが出なければ関係部署のもとへヒアリングに行きます。様々な意見を取り入れることで、課題点が浮き彫りになってくるんです。例えば、営業の立場としてはこのサービスは問題ないけど、管理部門の立場としては運用できる仕組みにはなっていない、みたいに。それがより具体的な提案につながったのかなと思っています。

まずは自分なりに調べ、考えてみる。それで上手くいかなければ、関係部署や関係企業に協力を仰ぐ。このプロセスが重要ですよね。

Kさんはどう?

私の場合は「MALの生産性向上」というテーマのもと、営業が使用している提案書の共有方法の見直しを提案しました。私たちのメンバーは勤務地がバラバラでしたので、直接話し合いをする機会が少なく、プロジェクトの進捗管理を最も意識して取り組みました。情報共有ツールを駆使して些細なことでも連絡を取り合っていましたね。プロジェクトを成功させるために何が必要かを考え、それを取り入れる。そのおかげで、何とか期日には間に合ったのかなという気がします(笑)。

Theme 03

欠かすことのできないスキルを会得

そうした経験を経て、どのような場面でご自身の成長を実感できていますか?

最も強く感じるのは、仕事の「コントロール力」かなと。Mプロでは限られた日数のなかでレベルの高いアウトプットを求められます。日々の仕事も並行して行わなければいけませんので、作業量はかなり多いです。ただ、Mプロを経験したことにより、仕事のなかで突発的に発生した案件にも余裕を持って対応できるようになりました。自分のキャパシティが広がって、仕事のスピードも上がったからだと思います。

確かにそうですね。自分自身の視野が広くなったと感じます。私は一つのことを考えると視野が狭くなりがちだったのですが、Mプロで様々な人と接して検討を重ねることで、多角的な視点が身につきました。特にお客様とのやり取りにおいては、よりお客様目線で物事を考えられるようになってきたなと実感しています。

Mさんはいかがですか?

具体的な場面を求められると難しいな(笑)。当然、チームリーダーを務めるわけだからチームを引っ張るために主体性は常に求められるし、同じチームメンバーをモチベートするための「働きかけ力」も身についたかなと。あとは期日から逆算して、いつまでにどこまで進めるかを決め、スケジュールを調整する「計画力」も身につきましたね。今となっては当たり前ですが、プロジェクトメンバー以外の関係者とも調整が必要ですので、そうしたことも勘案した上での進捗管理は、どんな仕事でも重要ですよね。

業界や業種問わず、大切なビジネススキルですね。

もっと言うと、初歩的なことですが、ExcelやPowerPointといったPCのスキルも身につけておくべきかなと。資料を作成する上では欠かせない知識ですから。

あ、確かに!それもありましたね!

笑い

Mプロに参加しているときはなかなか意識するのが難しいことですが、振り返ってみると、Mプロを通してビジネスマンとして必要不可欠な能力を求められていると感じました。

Theme 04

Mプロの経験を糧に、MALの未来をつくる

最後に、今後の目標をお願いします!

まだ漠然とはしていますが、新しいサービスを企画立案する仕事に挑戦したいと思っています。Mプロでデジタルマーケティングの企画立案を行ったこともあり、スマートフォンやインターネットを絡めたサービスをつくれたらと考えています。

私が日頃意識しているのは、Mプロの経験をいかにして会社に還元できるか、ということです。一人の営業担当として売上げだけを高めるのではなく、お客様の課題を解決し、どのようにしたらMALに利益をもたらすことができるか。ゆくゆくはその仕組みづくりにも取り組みたいなと思っています。

やはりMプロの経験は強い刺激になりますよね。

私は現在、経営企画に携わりながら、未来推進室という部署にも所属しています。文字通り、MALの未来をつくるために、新規事業や新サービスの企画立案を検討・実証する仕事です。ある意味、毎日がMプロのような感じです(笑)。

それは本当に大変ですね。

新たなサービスを構築する難しさは今も痛感していますが、それ以上に自分たちで考え、行動できることにやりがいを感じます。MALや社会の役に立つサービスをつくることが今の目標です。

若手社員の登竜門ともいわれるMプロ。日々の業務と並行しながら、質の高いアウトプットを求められるため、両立は容易なことではありません。しかし、3名に共通するのは経営的な視点で MALの現状を捉えられるようになったこと。それぞれが困難な壁にぶつかりながらも、確かな成長を遂げています。

アセット 3